都立時代 公立時代
夏の甲子園を目指す東西東京大会では、今年もまた「都立旋風」が話題となっている。
ベイスターズの中村選手も大阪渋谷高校時代、公立の星なんてよばれていた。
都立の選手でも中学時代は、シニアでエースとして活躍している生徒がいる。
では、なぜ都立に進学したのか?
「スポーツ特待生」で“全部タダ”とは遠い昔。
実際は、私立はお金がかかる。
また私立の経営も厳しく甲子園出場で名を売る時代はもう終わりを迎えそうだ。
甲子園で「ヒグマ打線」が定着していた駒大岩見沢(北海道岩見沢市)は来年3月で閉校。
生徒不足に伴う措置で、野球部どころか学校が消滅するのだ。
当たり前のことだが、仮に「特待」を受けたとしても寮費、遠征にかかる交通費、食事代、医療費、携帯電話代まではさすがに面倒をみてくれない。
親御さんの負担は大変な時代。
アベノミクスは国会議員と報道が作り上げた幻。
「有望な選手を勧誘しても、いまは家の事情を知ってか『都立に行きます』と簡単に断られる時代になりつつある。
都立の甲子園出場が全然ニュースにならない時代がすぐそこまで来ている。